方舟の行方

内気な幻想少女

ばんどりについて その2

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サムネイルはましろちゃん

Morfonicaのオリジナル楽曲ってめちゃくちゃいいんですよねってことで

歌詞について



設定上は作詞が倉田ましろとなっていて、
この倉田ましろちゃんというキャラクターの性格と歌詞がよく合っています

空想に耽ることも多い控えめな性格というのが
反映されているためか、どことなく幻想的、詩的な表現が多いです。

Daylight
「ぽつぽつと溢した不安が太陽を消して夜を生んだ」
「希望は雨に濡れて滲んだ日々を渡る花は枯れていった」

金色へのプレリュード
「果てまできらめく光のかけらが私の全身を熱く震わす」

ブルームブルーム
「ゆっくりとあなたを知るたび一面に広がった幾千の色彩」
「勝手に傷つき晴れのち雨」

Flame of hope
「かたちの違うものが触れるたびに生まれたカケラを重ね合わせて」
(5人が合わさって新たな思いになることの暗示)

ハーモニーディ
「心に差し込んだ光がほら背中に羽を授けたの」

こんな感じで、
倉田ましろちゃんの性格が曲の歌詞に強く反映されているのがとても好きです。

他にもかなりネガティブで臆病な性格なことから

「ぽつぽつと溢した不安が太陽を消して夜を生んだ 静寂が空を飾って無垢な想いは散ってく
中身がからっぽのまま憧れで着飾っても騒がしいだけの劣等が耳障り」
といったかなり後ろ向きな歌詞が出てくることもあり、そのあたりもまた(特にDaylightの頃は実装してすぐだったために、モニカへのあたりが強い人が多かったことも含めてこんな感じになったんだと思います)よく性格が出てると思います。


イベントストーリーが進み、キャラクターが立ってきたために途中からは
「消極的な性格ながらもそれでも前へ進んでいくという一種の決意を灯した歌詞」になってます

金色へのプレリュード
→設定的には香澄たちに憧れてステージに立ちたいと思うましろちゃんの気持ち
(実装された新バンドがステージに立つ想い)

Daylight
→設定的には今を乗り越えて前に進んでいきたいましろちゃんがの気持ち
(様々な意見が出るなかMorfonicaにはそれを受けてなお前に進んで欲しいという想い)

Flame of hope
→設定的には羽ばたきのためのエチュード(練習曲)
つまりMorfonicaが躍進するために前へ向く想い
(様々な意見を跳ね退けて前に進んでいくというMorfonica声優さんの決意)

ブルームブルーム
→設定的には5人で前に進んで花を咲かせる(=躍進する、成功する)という想い
(様々な意見があったなか、見事にそれらを跳ね退け、努力の末ついに開花したMorfonicaの暗示)

ハーモニーディ
→イベント見ればわかりますが、
設定的にはましろちゃんが「モニカとは何か」を再確認するきっかけとなった出来事への歌詞
(「これからのMorfonica」を唄った祝福の曲
ましろちゃんとあまねす両方の成長を感じる曲)


倉田ましろちゃんというキャラクターと
進藤あまねさんという声優さんが、
どちらかじゃなくて「ふたりの成長」をまるで鏡写しに感じられることに魅力を感じるだと思います。

つまり、
「あまねすまた上手になった」の裏に
「倉田ましろというキャラクターの成長」が隠されているからこそ
多くのバンドリーマーを惹き寄せてしまうのかもしれません。