方舟の行方

内気な幻想少女

S17ガルランド(1803)

初めてまして。
冥華というものです。
7世代の終わりを記念して、レートは低いですがパーティを残しておこうと思い筆を取りました。
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(パーティ画像違ってますが、レート確認用に選んだだけですので、実際には以下のパーティを使用しています。)



使用構築
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メガガルーラ H212A228D68 意地っ張り肝っ玉→親子愛
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猫騙し/恩返し/地震/不意打ち

調整は有名強者様のものをお借りしました。
序盤は恩返し、終盤は毒と猫不意で盤面を制する動きが強く、選出して腐ることが少ないポケモンでした。毒+(呪い+)猫不意が強力な詰め筋として機能しました。

一般的に「炎のパンチ」が採用される枠に「地震」を採用していましたが、相手のギルガルドへの退き先になれ、対カバマンダにおいて柔軟に立ち回ることが出来ました。

このポケモンとはしばらくお別れだと思うと凄く寂しいです。



ランドロス H252B252A4 呑気 威嚇 フィラのみ
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地震/蜻蛉返り/目覚めるパワー氷/毒毒

パーティの物理クッションであり、蜻蛉返りでガルーラやZ持ちの着地を担います。
ステロ+ボーマンダの特化捨て身二回を耐えられる可能性を高めるために努力値は特化しました。
一点読みなのか、役割対象のバシャーモにヤンキーフレドラを押されたり、クチートに居座りをされたりで疑心暗鬼になってしまいました。
新作ではマシンから毒毒、めざパが剥奪されたらしく、崩しが心配です。
半分木の実も回復量が下がったので、ガルランドゲコミミガルドゲンガー全員弱体化しています。
(メガ剥奪、種族値ナーフ、特性ナーフ、毒毒ナーフ、木の実もナーフ、キンシもナーフ、Zクリスタルナーフ、めざパと恩返し廃止)




ゲッコウガ C252S252B4 控えめ 激流 ミズZ
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身代わり/ハイドロカノン/熱湯/冷凍ビーム

激流読みボーマンダ居座りが激しく、遭遇したカバマンダ使いの方は全員居座って龍の舞を押してきたことにフラストレーションを感じ、冷凍ビームを採用するに至りました。
これと地震ガルーラのおかげで対カバマンダガルドコケコは試合をほとんど落としませんでした。

リザードンYを重く見て控えめで採用しましたが、カバマンダレヒレにいる無邪気フルアタボーマンダが重たいので臆病での採用も有りかもしれません。
臆病の他のメリットとして落とせはしませんが、アーゴヨンをガルーラの猫騙し圏内まで削ることが出来ます。
「なら変幻自在で良いのでは?」と思う方がいらっしゃると思うので回答すると、
・激流で無げれば崩しとして火力が足りない
・悪タイプを維持したい(カプ・テテフサイコキネシスの牽制、ミミッキュギルガルドの影撃ちと悪戯心耐性)
・変幻自在ではカバマンダガルドの特殊に厚いギルガルドに押し込まれることが多い

結果、「激流でありながら、水技しか無いゲッコウガ読みを窮すことの出来る『冷凍ビーム持ち激流ゲッコウガ』」に辿り着きました。

臆病非変幻冷凍ビームではASボーマンダは落とせますが、耐久振りのボーマンダが落ちません。
控えめならば耐久振りでも落とすことが出来ますが、最速捨て身持ちのボーマンダには上を取られます。
激流と氷技を欲張ると両立が出来ないことが学べましたが、ボーマンダをこちらのゲッコウガの水技に受け出して来る方も一定数いらっしゃったので、激流水技+冷凍ビームで落とせることも多々ありました。
どこぞの理にかなった実況者さんではありませんが、「もっと早く気付くべきだった。ちがう。激流ゲッコウガに氷技を持たせて気付く事実もあるはず。」となりました。悔しいです。




ミミッキュ A252S252H4 意地っ張り 化けの皮 専用Z
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剣の舞/じゃれつく/影撃ち/呪い

ミミッキュ自体は採用して良かったと思っていますが、調整に関しては詰めきれなかったと感じています。最速カプ・レヒレの挑発を受けない陽気、耐久に振ってメガギャラドスの一舞滝登り耐えやカプ・レヒレの特化ハイドロポンプZほぼ耐えのHAベースなど選択肢が豊富にありました。
結局H228BD140の共有カバルドンを半分の確率で落とせることに惹かれ、特化ASミミッキュでの採用となりました。
重めの水タイプやギミックへの回答、汎用的なストッパーとして採用しました。
後述のメガゲンガーと出すことが多かったです。
行動保証+Z技の強さは今更語ることではありません。
新作では皮が外れると1/8のダメージを貰うようになりましたが、それでも強いポケモンだと感じています。 





ギルガルド H204B4C36D252S12 穏やか バトルスイッチ 食べ残し
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キングシールド/毒毒/身代わり/シャドーボール

特殊水ポケモンと殴り合える用にDに厚い型で採用しました。
C36振りは木の実HBDナットレイの木の実が発動しないらしく、振りました。(実際どうなのか分かりません)
毒+身代わり(+キングシールド)で無理矢理相手のポケモンを削ることが出来ることが非常に強く、新作での耐久種族値ナーフは致し方無しだと感じました。
択が難しいポケモンですが、相手のキンシ読みの剣舞や龍舞に身代わりを合わせ、毒ダメージを蓄積出来ると強いのだと考えていました。
取り敢えずの退き先として優秀で、ギルガルドで相手のポケモンの持ち物や型を割って対応することも多く、パーティの中核として活躍してくれました。
恐らく耐久種族値が下がったり、毒が無い新作でもある程度は強いのだと感じています。





メガゲンガー H236D20S252 臆病 呪われボディ→影踏み
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シャドーボール/守る/道連れ/滅びの歌

受け+ゲンガーのような並びやナットドランなどのサイクルパーティに対して選出し、一匹崩すことで裏のミミッキュゲッコウガギルガルドの一貫を作る仕事をしました。
H188D68S252のレヒレ意識の調整の方が強いと思いますが、剣舞ミミッキュの影撃ちやナットレイのジャイロボールを意識してHSベースで使用していました。
私だけかもしれませんが、途中でよく見掛けた抜け殻持ちのドヒドイデには苦戦しました。
圧倒的な腐りにくさがあり、対オニゴーリやバトン対策にもなるので、採用して良かったと思います。





選出
対カバマンダガルドコケコ

→ゲッコガルランド
いくらお相手が有名強者であっても、この構成ならば余程ランドロスがやらかさない限りは負けません。
対カバマンダの私の立ち回りとして、ガルーラとギルガルドの対面は地震→恩返しと動くとボーマンダに恩返しが当たり、ダメージの入りでASか耐久振りかの判断出来ます。
次ターン、ボーマンダの行動は羽休めのみに縛ることが出来るので(居座り恩返しも取れる状態だから)
ゲッコウガランドロスの後投げが安定になります。総じて有利マッチです。
お相手はゲコマンダガルドかカバマンダガルドの2つが多い印象です。(コケコマンダガルドはガルーラやZギルガルドランドロスを舐めているのでされたことがありません。向こう側の定石かもしれません。)
ゲコが来た場合、ほぼ激流ミズZと見て動きます。
ゲッコの身代わりへのガルーラ投げやギルガルドの毒身代択、ギルガルドの身代わりが臆病ゲッコウガの熱湯を耐えることから案外処理には困りませんでしたが、択負けが続くと怪しいので要所要所で勝っていく感じになると思います。

対カバマンダガルドレヒレノーマルミミッキュ

→ガルランドミミッキュ
カバレヒレマンダがよく出されました。
しかしカビマンダガルドも出てきたりで不明です。
ウルガモスまでいるとお手上げです。
皮のあるミミッキュをお相手のマンダやレヒレの前に着地させ、択ゲーを制することがほとんどです。
剣舞ミミッキュで一匹崩した後に出されたギルガルドはほぼキンシをしないので影撃ちを即決で押しました。ギルガルドを上手く倒せるとラス1ボーマンダがガルミミランド三匹残しとなり、非常に楽に立ち回れます。
ギルガルドが選出された場合、剣舞型の可能性は切って構いません。毒守ガルド以外に出てきたことがありませんでした。
ボーマンダに対してランドロスが動けるように体力管理を慎重に行い、舞マンダの一貫を作らないよう立ち回ることが対カバマンダの原則だと感じます。

対カバリザ軸

→ガルーラゲコガルド
初手ガルーラを出して、何と対面してもゲッコウガに引くと目の前にカバルドンがいました。
ナットレイがいるときはゲッコウガに引いた後にギルガルドに引いてナットレイギルガルド、対面を作り、身代わりで嵌めます。
テテフなどが見えないなら別にギルガルドで無くても構いません。
あくまでテテフグロスカバリザやカバリザグッドスタッフ(カバリザテテフコケコガルドゲコ)への選出がガルーラゲコガルドなだけです。

対リザグロスランド

→ガルーラゲッコガルド

ポリミミガッサ型も同様。
ただしオニゴーリがいた場合はかなり選出されたので、ゲンガーミミッキュランドロスで投げたことが多かったです。
リザードンに対しては道連れ→滅びの歌→守る→ランドロス引き→ゲンガー死に出し守るでランドとリザの1:1をして裏勝負をしていました。

対ナットドランボーマンダ

→ゲンガーランドゲコ
ナットレイとゲンガーで1:1を取って自慢の激流冷凍ビームゲッコウガで崩して勝ち切ります。

対ヒトムレヒレ

→ガルランドガルド
ガルランド有利って言われるそうなのですが、苦手意識が強く「何か勝ったや負けた」が多かったです。

対受け回し系統

→ゲンガーランド+(ゲコミミガルドから一匹)
何をゲンガーで崩して、三匹から誰を通すかだけは選出画面で考えておくことを意識しました。

対ロップカグヤ

→ゲンガーランド@1(ゲコかミミッキュ)
ほとんど落としていました。
ヒレまでいるとお手上げ状態です。
ヒレ入はミミッキュを投げてカグヤとゲンガーとで1:1かゲッコウガを投げてレヒレとゲンガーとで1:1するかのどちらかを選びます。


ラティアスクチート

→ガルミミガルド

有名強者様のものだと「クチレヒレゲッコ」が多かったので(そう記事に書かれていたこともあって)この選出でした。
Dに厚いのでゲッコウガの悪Zでギルガルドは落ちません。
クチートを排除すればミミガルドで詰められます。
地震持ちのガルーラでsラインを引き上げるとラティクチ側はガルーラがさらに重たくなります。

対雨

→ガルドランドガルーラ

ギルガルドが「Zだったらよかったのに…」と強く思う瞬間です。
ギルガルドの持ち物はZと食べ残しとで最後まで諸説で、その時の環境や一点読みの回避に変えるのがベターだと感じました。

対ガルランド

→気分次第。

ここまで選出を解説してきましたが、一番分からない構築がガルランドミラーです。
あちこちでポケモンが竦んでいるため選出択になります。
基本的な「ガルランドゲコガルド」部分でも

ガルーラはゲコに

ゲコ→およそに有利、身代わり穏やかガルドとガルーラは厳しめ

ガルドはガル(ゲコ)

ランドはガルとガルド

こんな感じでお互いに牽制し合います。
ガルーラは地震、冷凍パンチ持ちは全員に有利になりますし箱を開けるまでどうなのかが分かりません。
さらに@2の部分でコケコやレヒレミミッキュウルガモスデンジュモクとなってくると関係が変化してしまうので何が正解なのか見えにくく、お互いによく分からない選出になることが多く感じました。
この輪から抜け出すにはカプ・レヒレ@カプZが必要だと多くのガルランド使いの方は考えていて、レヒレ入りはガルランドレヒレで投げてきます。
しかしヘド爆メガゲンガーや電気Z瞑想めざ氷のコケコならばそれらに一方を取れるので、結局「お互い分からないから選出択。噛み合ったら勝ち」に収束すると思っています。
ランドロスが遅いと得をします。
遅すぎると速いギルガルドの毒身代で崩れます。
ポケモンの選出で一番難しいのはどんな構築でもミラーだと考えます。

重いポケモン

カプ・レヒレ→水が受からないのはガルランドの宿命です。

ガブリアス剣舞Zが重たいです。リザグロスポリミミガッサにガブリアスがいると泣きそうになりました。

抜け殻持ちのドヒドイデ→抜けられて好き放題されてサイクル負けします。
持ってることが判明したら再戦ではガルーラを投げ、選出が噛み合うのをお祈りするしかありません。

メガギャラドス→水が重たいです。毒を入れてガルランドガルドでくるくると回して誤魔化し切るしかなさそうです。
ミミッキュを耐久に振っていれば少しはマシだったと思います。

メガミミロップ→基本的に全員不利です。

ウルガモス→ガルーラが炎の体で燃えて起点になって負けます。
鬼羽ウルガモスは相性最悪です。

免疫カビゴン→やりたい放題されて負けます。
割と見掛けたので終始カビゴンに頭を抱えることとなりました。


プレイング面ですが、カバルドンランドロスの後投げが見える場合は積極的にゲッコウガを合わせて崩していました。



ソードシールドには相棒のガルーラはいませんが、ゲンガーミミッキュギルガルドがいるのでそれらとのゴースト統一を楽しもうと考えています。
ありがとうメガガルーラメガゲンガー

非常に長く拙い記事ですが、ここまで読んでくださりありがとうございました。

すぐに私は剣盾は買わないのですが、ガラルには行く予定です。
皆様ガラルでお会い致しましょう。

記事は気が向けば定期的に書こうと思います。

一応もう少しアローラレートは潜るかもしれません。